ミュージシャンだから出来ること
今日、工場からCDが届きました
こうやって形になるとすごく嬉しい
ほんっとに嬉しい
何度もケースを裏返したり開けたりして眺めてる
おそらく日本初
100%お笑いソング
なのに100%アカペラ
ムダに笑える
ムダにかっこいい
ムダにアカペラ
すげームダだらけのCD
とりあえず、すごい音源になってるから聴いて欲しいです
http://omucha.com
このCD
レコーディングは1年くらい前に終わっていたのに
いろんな事情があってリリースできなかった
結局、自主制作を選んで、Amazonでの発売が決まった。
その矢先
東日本で大きな地震
大きな被害はなかった僕らも、募金したり、支援物資を送ったり
そして、ただひたすら祈ったり
一個人として、出来る限りのことはやっている。
けど、個人にできることなんて限界がある。
そんな時にCDが出来上がった。
メンバーの意見は同じ
売上の一部を義援金にすることにした。
物流コストを最小限に抑えて、
定価 1,500円のうち、
50%の750円を寄付できることになった。
もし、レコード会社からリリースしてたら出来なかった
もし、外部のスタジオやエンジニアを使ってたら出来なかった
もし、もっと早く発売してたら出来なかった
10年の活動でようやく出せたアルバム
今まで、なかなかCDを出せなかったコトは
このことに、つながってたんじゃないかと思ったりする。
もし、地震がなければ
ただCDを作って、売って、僕らのメシ代にするだけ。
ミュージシャンとしては当然の活動だけど
OMU☆CHAは、生活のために活動してるわけじゃない。
メンバーそれぞれ、主とする別の仕事がある。
(音楽で食べてる人はいるけど、OMU☆CHAはメインじゃない)
なのに最近は、OMU☆CHAの収入も増えてきて
嬉しい反面、違和感もあった。
何のためにお金をもらってるんだろう…って。
でも、有名にならなきゃいけない気がしてた
もっと売れなきゃいけない気がしてた
だから本気でレコーディングして
メジャーレーベルにも負けない音源を作った。
その活動の答えが、少し見えてきたような気がする
とにかく今は、このCDを一人でも多くの人に買ってもらう
偽善とか、売名行為とか、言われても構わない
ええ、正直、売名行為です
これで、名前が売れたらしめたもんだと思ってる
僕らは音楽でお笑いをやってる
小さい子供から、お年寄りまでが笑えるステージを作ってる
僕らが出来るのは、お客さんを笑顔にすること
頑張ってる子どもたちに、笑顔を届けられる
疲れてる大人たちに、笑顔を届けられる
しかも芸能事務所に所属してないから自由に活動できる
正直、ノーギャラでも活動できる
呼ばれればいつでも飛んでいく準備は出来てる
ただ、そういうボランティア活動をする前に
もうちょっと自分たちの商品価値を上げなきゃいけないと思う
押し付けのボランティアは誰でもできる
「OMU☆CHAが来てくれた」って喜んでもらえるような
そんなレベルにならなきゃいけない。
技術的も上げないといけないし
知名度も上げないといけない
これまで10年間
食べるための活動じゃなくて
でも、ただの趣味じゃなくて
10年も続いてて
何のために続けてきたのか
なんとなく見えてきた気がする
というわけでCD買ってください
そして、周りの人に宣伝してください。
どこに出しても恥ずかしくない(?)子ども(CD)に育ちましたから。
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