クラウドファンディングでご注文下さったお客さまには6月にお届けする予定でしたが、半導体不足の影響で調達できない部品があり、納品は8月にずれ込むことが決定しました。
世界的な半導体不足
ニュース報道でもよく耳にるキーワードですが、世界的に半導体が不足しています。
コロナの影響で、パソコンやタブレット端末などの電子機器の販売が増えたことに重なり、2月には米国テキサス州で寒波の影響による大規模停電があり、NXP、サムスン、infineonといった世界最大手の半導体メーカーが相次いで操業停止に追い込まれました。
参考:NXPやInfineonがテキサスの停電で生産を停止(EE TIMES)
日本でも、旭化成やルネサスの半導体工場で火災が立て続けに発生し、生産が停止しました。
そのような理由で、自動車や電子機器などあらゆる業界で生産ストップを余儀なくされています。
参考:旭化成が半導体工場の復旧断念、サプライチェーンへの影響は?(ニュースイッチ)
ジェネシス社の調達力でなんとか
インスタコードの部品調達と生産は、中国に工場を置くEMSメーカーJENESIS株式会社が担当しています。
設計がほぼ完了した2月下旬に部品を発注して、5月中には組み立てを開始する予定でしたが、4月ころからいくつかの部品について、納期遅延や供給不可能という連絡が供給元から入るようになりました。
そこでJENESIS社は、他の供給元を探したり、代替部品に切り替えました。
そんな中、Bluetoothモジュールだけがどうしても入手できず、製品の完成は8月にずれ込むことが確定しています。
配送の詳しい日程が決まりましたらあらためてご連絡いたします。
Apple社に負けた?
余談ですが、Apple社が無くしものを見つけるためのタグ「AirTag」を今年発売しました。
この製品に搭載されているBluetoothチップが、実はインスタコードに使われるものと同じだということが判明しました。
もしかしたらApple社の調達に負けたのかな…と思っています。
ピンバック: 納期を確定できない理由 – インスタコード/InstaChord