koukaitouron12月18日に行われる焼津市長選挙に立候補を予定している2名の、公開討論会を見に行った。

討論会の両者の訴えを簡単にまとめてみた。

焼津市長選挙の候補予定者

候補予定者は、現職の中野弘道氏、新人の岡田光正氏の2名。

配布されたプロフィールによると

現職の中野氏は、明治大学卒業後、約25年間衣料品店を経営し、その後、焼津市議会議員を6年、県会議員を3年務め、平成24年に市長就任、1期目の任期を終える。

中野ひろみちHP

新人の岡田氏は、東京経済大学卒業後、静岡銀行に勤務、途中、中小企業事業団の出向などを経験し、平成23年 焼津市議会議員に当選、現在2期目。

岡田みつまさHP

自己紹介から、両名の政策を強く訴えていた。

中野氏は4年間の実績をアピール

中野氏は、4年間の任期で子ども医療費無料化をはじめとした、様々な子育て負担軽減策を行ない、人口減少対策を手がけた実績をアピール。今後も住みやすいまちづくりの施策をさらに進めていくと訴えた。

岡田氏は進まない津波対策を批判

一方新人の岡田氏は、静岡県が進めようとする津波対策の中で、55億円の予算を拠出する胸壁工事をストップさせている現市政の問題点を指摘し、県の計画通りの津波対策を進めることが最優先と訴えた。

焼津市の人口減少対策について

焼津市の人口は約14万人、ここ5年で1,000人ほど減少している。
人口減少についての両者の意見をまとめてみた。

岡田氏は津波対策が最優先

人口減少は、津波対策の不備が原因。
焼津市は東日本大震災の後から人口減少が始まった。企業の転出も、若い人が転出も、津波の恐怖が大きな要因なので、県の予算で堤防の強化に着手しないと、人口減少は食い止められない。

中野氏は転入者の増加をアピール

人口の減少は、流出・転出が問題ではなく、出生者数より死亡者数が上回っているのが問題。
区画整理さまざまな子育て支援策により転入者がここ4年で、約3,400人から約4,200人に増加しているので、これからも人口減少対策を進めていく。

焼津市の防災対策について

焼津市は海に面しており、東海地震やそれに伴う津波など自然災害の危機にさらされている。
防災対策に関する両者の意見をまとめてみた。

中野氏はハード・ソフト両面での対策を進める

全国に先駆けて取組んだ「焼津市津波防災地域づくり推進計画」の策定や、「焼津市地震・津波対策アクションプログラム2014」の策定により、ハード・ソフト両面で対策を進めている。
津波対策は、焼津港を守り焼津の水産業を守ることを優先し、県に訴える。

岡田氏は人命を最優先

静岡県は港の水門を作るつもりはないと明言しているのに、港の保全にこだわり、県の計画どおり防波堤を作らない現市政を批判。また、河川の水害や、土砂崩れの危険性など、津波に限らない防災対策を進める。

焼津市庁舎の建て替えについて

焼津市役所の庁舎は、老朽化が進んでおり、現在の場所に建て替えることが決まっているが、岡田氏はそれに反対しており、新聞などの報道では、今回の市長選の最大の争点と言われている。

岡田氏は災害時でも機能する庁舎の場所を

市民サービスの場所は、コンビニや公民館で代用できるが、例えば津波警報が出た時、現在の市庁舎の場所では、職員が集まれないし、庁舎から職員が出動することも出来ない。災害時に職員がすぐ駆けつけられる場所、市の中心部で安全な場所に市役所があるべき。

中野氏は庁舎周辺の賑わいとコストを優先

新庁舎の建設候補地を様々調査・研究したが、最もコストがかからないのが現在の場所。焼津駅~市庁舎周辺~港の地域の賑わいを取り戻すため、行政機能は現在の場所に集約するべき。また、駿河湾は深いので高い津波は来ないから、現在の場所でも十分安全。

経済の活性化について

中野氏は水産業を中心にした産業の活性化

ふるさと納税が全国2位になり、収入アップや焼津の産業を全国にアピールできている。
焼津は魚の街。魚の水揚げ、加工、販売までを一体化した利便性を活かし、水揚げを増やす。
庁舎周辺、大井川港、市民病院周辺など8つの地域を「観光」「健康」「にぎわい」などの拠点にする「ダイヤモンド計画」
スマートインターの近くにはおしゃれなショッピングモールを誘致している。
大井川港には大型のクルーズツアー船を誘致している。

岡田氏は水産だけでない様々な産業を活かす

焼津の魚は大きな財産だが、メロン、イチゴ、トマト、ネギなどの農産物、精密機械工業の技術など、様々な産業が平均化した経済力を持っているのでそれらを活かす。
地価の下落が経済の疲弊の原因。
観光団地を作り、見学ができる工場やさかなセンターの機能を誘致、売る場所、見る場所、遊ぶ場所の機能を持った「焼津宿商業特区」リゾートホテル野菜工場陸上養殖場静岡県立大学水産学部などを誘致する。